夏休み。子供達にお昼ごはんを作って、出勤しました。
13時頃、子供から電話が。
子供:「お昼ごはんを食べたんだけど、今ピザが届いたよ。。。。」
私:「????」(理解できず、絶句)「誰も頼んでないから、触らず、食べずにいてね💦 絶対に食べないでね😢」
頼んでいないピザ。親は不在。爆弾?毒入り?現場に居合わせないだけに、大袈裟かもしれないですが、よくない事を考えて不安に。子供達にどこのピザ屋さんなのか聞いてもらちが明かず、近所のピザ屋さんに電話しました。
ピザ屋さんAさん:「今の時間帯ですと、〇ーバーの配達があるのですが、自社でないため、誰がどちらのお宅に運んだのか区域なども含め、お伝え出来ません。」
どこから届いたのかも分からない。子供達だけしか居ないのに、もし何かあったらどうしよう。。ますます不安になりました。
『あ、もう一つ配達区域にあるだろうピザ屋さんがあった!』と思い出し、こちらにも電話してみました。
2番目に電話したピザ屋さんの対応
私:「頼んでいないピザが届いたようなのですが、心当たりはないでしょうか?住所はここなのですが。」
ピザ屋さんBさん:「ちょうどご自宅に伺おうと思っていたところでした。大変申し訳ありません。ご近所にお届けするものを、誤ってお渡ししてしまいました。」
もう、よかったーーーーーーーーーーという気持ちでいっぱい。
間違って届けられたことを咎めるとか、ピザ屋さんを責めたいとかそんな気持ちは全くなく。状況が分かったことに胸をなでおろしました。
私:「状況が分かって良かったです。ほっとしました。」
そのあとのピザ屋さんBさんの対応と言葉が素敵で。
ピザ屋さんBさん:「ご心配とご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。これから回収させていただくことも可能です。もしくは、よろしければ
ピザやチキンなど、たった今、お作りした商品ですので、温かいうちに美味しく召し上がっていただけますでしょうか?」
この言葉、本当に素敵だなとじーんとしたのでした。
何故、私が幸せな気持ちになったのか。
回収したところで、廃棄処分になってしまうであろう商品。それならば、
『温かい状態で、美味しく作った商品なので、食べてもらえたら嬉しい。』
もしかしたら、マニュアルにある対応だったのかもしれません。
でも、『お届けする先の誰かの為に丁寧に作って、迅速に配達した。その商品を無駄にしたくない』という気持ちがあったのだと思います。
そんな思いがBさんの言葉から伝わってきました。
まとめ
今回のBさん。普段から、きっと言葉の選び方のセンスが素敵な方なのだろうなと思います。
そして、仕事に真摯に向き合って、誰かを喜ばせたい気持ちで働いているのかなと想像したり。
言葉のセンス。持って生まれたものもあるかもしれませんが、自分で意識しながら言葉を選んで使っている方に会うと
『この人、魅力的。好きだな。』と思います。
私も”素敵に言葉を使えるようになること”が、日々の目標でもあります。
丁寧に、言葉の影響力を考えながら、会話をしていこうと思います☺
おまけ
私:「ピザ、ご近所にお届けする物だったみたい。ピザ屋さんがプレゼントしてくださるそうだから、食べていいよ。」
子供達:「キャーーーーーーーーーー(嬉しさで絶叫&多分踊ってる)」
~夜~
子供達:「お腹、いっぱい。ごめん、夕飯食べられない」
私:「だよね☺」
私にとっても、子供達にとっても、とても幸せな1日でした。
そして、言うまでもなく、Bさんの在籍するピザ屋さんのファンになりました。