先週末のこと──
寝ぼけながらキッチンに足を運ぶと、立ち上る香ばしいパンの香り。目覚まし代わりに感じたその香りの正体は、私が仕込んでおいたRベーカー風の米粉パンでした。
前夜に仕込んだ生地が、朝のタイミングでちょうど焼き上がるようタイマー設定していたのです。
パン屋さんのような素敵な香りに包まれて「この幸せを家でも味わいたい!」とひらめき、今回のおうちレシピシリーズが誕生しました🥐✨
🍞 レシピ1:もちもち米粉パン
材料(食パン1斤分)
- 米粉(製パン用)……200g
- 強力粉……100g
- きび砂糖……20g
- 塩……4g
- ドライイースト……4g
- 牛乳(人肌程度)……200ml
- 無塩バター(室温)……20g
作り方
- 下準備:牛乳は約35℃に、バターは室温にしておく。
- 混ぜ合わせ:大きめボウルに米粉・強力粉・砂糖・塩を入れ、ドライイーストも加えてざっと混ぜる。
- 水分投入:牛乳を少しずつ入れながらヘラで混ぜ、生地がまとまるまで。
- バター練り込み:生地がひとまとまりになったらバターを加え、さらに約10分しっかり捏ねる。
- 一次発酵:ラップをかけて温かい場所で約1時間、2倍に膨らませる。
- 成形とベンチタイム:食パン型に合わせて生地をセットし、10分休ませる。
- 二次発酵:再びラップをし、30分膨らませる。
- 焼成:180℃に予熱したオーブンで20〜25分焼く。竹串を刺して生地がつかなければOK!
- 完成:冷めたらスライスし、バターやジャムで召し上がれ😊

🥐 レシピ2:米粉入りサクふわクロワッサン
材料(約8個分)
- 強力粉……150g
- 米粉(製パン用)……50g
- 薄力粉……100g
- 砂糖……20g
- 塩……4g
- ドライイースト……4g
- 牛乳(人肌)……150ml
- 無塩バター(生地用)……20g
- 無塩バター(折り込み用)……100g
作り方
- 生地作り:粉類(強力粉・米粉・薄力粉)・砂糖・塩を混ぜ、イーストを離して加える。牛乳と生地用バターを入れてひとまとまりになるまで捏ね、さらに約10分しっかり捏ねる。
- 一次発酵:ラップをかけて約1時間、2倍に膨らむまで。
- バター準備:折り込み用バターを板状にし、生地より少し小さめの四角形に伸ばす。
- 折り込み:発酵後の生地を長方形に伸ばし、バターを包む。生地を縦長に伸ばし、三つ折りにする(1回目)。冷蔵庫で20分休ませる。これを計3回繰り返す。
- 成形:折り込み後の生地を5mm厚に伸ばし、三角形にカット。根元を少し折って端からくるくる巻く。
- 二次発酵:天板に並べ、ラップをかけて30分ほど膨らませる。
- 焼成:180℃に予熱したオーブンで15〜18分焼く。きつね色になったらOK。
- 仕上げ:熱いうちに蜂蜜や粉糖をかけても美味!

🌾 米粉割合の秘密:なぜ17%?
今回のサクふわクロワッサンに使用している米粉は、生地全体300gに対して50g(約16.7%)です。このバランスには理由があります:
- 折り込み層の形成を守るため
クロワッサンは薄く伸ばした生地にバターを折り込むことで生まれる“層”が命。
→ 米粉が多すぎるとグルテンの粘り気が不足し、層が潰れてしまうリスクがあるため、約10~20%以内に抑えています。 - もちもちとサクサクを両立
米粉はもちもち食感を生む反面、サクサク感を阻害しがち。
→ 約17%にすることで、内側にふんわりもちもち、外側にサクッと軽やかな食感を感じられるベストバランスです。 - 作業のしやすさ
米粉が少なめの配合は生地の延ばしやすさにも寄与。
→ 冷蔵・折り込み・成形といった工程をストレスなく進められるので、家庭でも再現しやすくなります。
以上の理由から、米粉は全体の約17%に設定。好みや工程に合わせて10~20%の範囲で調整してみてくださいね。
💡 プチTips(ちょっとしたコツ)
※「プチTips」は、レシピをより手軽に、おいしく作るための“ちょっとしたコツ”をまとめたコーナーです。
- 米粉パンは捏ねすぎ注意!ほどほどの粘りがもちもち食感のコツ🌾
- クロワッサンは生地を冷やしながら折り込むと層がきれいに✨
- 初回は焼き色をこまめにチェックして、好みの焼き加減に調整を👌
おうちのキッチンでRベーカー気分──
パンの香りに包まれながら、至福のモーニングタイムを楽しんでくださいね☕🥖✨



